パチンコの詩

2004年5月4日 ポエム
毎日貴方は仕事へ出かける・・・
貴方の仕事は工場で機械を動かす仕事

毎日毎日紙を機械に入れてたくさんの銀色の雨を降らせる
雨を降らせると機械は喜びの声を上げて歌い踊る

貴方も機械を動かすその行動に興奮とやりがいを感じる・・・

その瞬間が来る

銀の雨は機械からあふれ貴方を満たす
至福のとき
貴方は恍惚としたその微笑をピカピカに磨き上げられたその機械に映すのだ
会社も日ごろの勤勉さに謝礼を出してくれる

でも時々機械の操作を間違える・・・いや機械の裏切られるのか・・・機械の機嫌が悪いのか・・・

いくらたくさんの紙を入れても・・・
たくさんの銀の雨はその小さなブラックホールに吸い込まれるだけ吸い込まれて貴方の元にあふれ出してこない・・・

貴方は落胆し・・・機械の操作も・・・いや仕事にさえ行きたくなくなってしまうのだ。
会社はズルイ・・・時々たっぷり・・・そしていつもほんの少しだけ・・・謝礼をくれている・・・

だから「もしかしたらまた」
そんな淡い期待を持って貴方は機械の操作に向かうのだ・・・

ただの労働力に過ぎないというのに・・・


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